研究内容

なぜ私達は眠るのか? 夢とは?

私たちの睡眠はレム睡眠とノンレム睡眠からなる複雑な生理状態です。レム睡眠は夢を生じ、一方、ノンレム睡眠は徐波と呼ばれる特徴的な脳活動を伴います。レム睡眠やノンレム睡眠の生理的役割や進化的起源は生物学上の大きな謎です。我々はこうした謎を解くために、マウスを用いて、レム睡眠とノンレム睡眠を生み出す脳部位の同定・解析と操作を行います。

また、レム睡眠やノンレム睡眠は一部の脊椎動物に固有の現象ですが、睡眠そのものは広くみられる現象です。そこで我々は、「眠気」の分子実体を明らかにするために、非常に単純なモデル動物である線虫C. elegansを用いた研究も同時に進めていきます。

研究室に興味のあるポスドク・学生の方へ

当研究室では、睡眠の意義や進化的起源の理解を目指しています。現在、主に次の2つのテーマを進めています:(1)マウスを用いた、レム睡眠とノンレム睡眠の生理的役割や進化的起源の解明、(2)線虫を用いた、睡眠の動物普遍的な分子経路の解明。そのために、薬理遺伝学的・光遺伝学的アプローチと、行動実験や神経活動記録やイメージングなどを組み合わせます。本テーマに興味を持ち、これらの技術の経験のある方や、習得に意欲のある方を歓迎いたします。また、広い視点から研究を進められるよう、マウスと線虫の双方のプロジェクトに携わって頂くことを期待します。